シグマ ICビンゴ Cherokee Rose

久しぶりにメダルゲーム機のご紹介記事です。

シグマ ICビンゴシグマのICビンゴ、Cherokee Roseです。(写真の一番奥です。)
ICビンゴというよりも、ビンゴピンボールと言うのが正式な名称です。

ビンゴピンボールというのは、ピンボールとビンゴを掛け合わせたようなゲームです。
一般的なピンボールは100円玉を入れて、その後はゲームを長く継続されることで、高得点を狙うと言うものですが、ビンゴピンボールは100円玉を入れるのではなく、メダルを入れます。

つまり、立派なメダルゲームなんですね。

ビンゴピンボールの歴史は古く、1950年代にアメリカで開発されたものが最初だそうです。
アメリカ国内でどういう場所に設置されていたかは分かりませんが、恐らく日本のようなゲーセンとか、メダルゲームと言う習慣はないでしょうから、コイン(お金)を入れてビンゴゲームをして、買ったらお金が出てくるという、賭博ゲーム機の一種だったんでしょうね。

ただ、そのビンゴピンボールの機械はアメリカで沢山製造されて、世界中に広がります。
そして、この日本にも1960年代から70年代に輸入されたんですよ。
日本に輸入された機械の多くは、イギリスからの中古品だったそうです。

メーカーはアメリカのバリー社です。
そう、ボクが子供のころに駄菓子屋でエレメカ機のピカデリーサーカスで激しく10円玉を失っていたあの頃に、排出されたメダルの中に必ずあった「バリーメダル」のバリー社です。(笑)

日本に輸入されたバリー社のビンゴピンボールは、主に観光地や温泉地のホテルや遊技場に設置されるものが多かったそうですが、このバリー社のビンゴピンボールはとても故障が多かったらしいですよ。

知り合いの人で、バリーのビンゴピンボールの修理をやっていた人がいるんですが、古い時代の機械なので、中の電気的な制御部分は全てリレーだったそうです。
そのため、配線がものすごく多く、リレーの接点不良が多発していたとか。

そんな状況でも、このビンゴピンボールは主に首都圏で一定のファンを獲得し、ひとつの遊びの文化を創ったみたいですね。

シグマ ICビンゴその後、日本国内でもビンゴピンボールを作るメーカーが現れます。
それがシグマなんですが。

シグマはそれまでのリレー式のビンゴピンボールの問題を解消すべく、制御系を全てICに置き換えた製品を作ります。それがICビンゴという製品になります。
シグマがICビンゴを作り始めたのは、多分1970年代の最後ぐらいだと思います。(Wikipediaでは1980年代の終わりとなっていましたが、それは間違いです。)

1980年前後にICを使った製品を出したということは、汎用ロジックICを多様して作ったんでしょうね。
それも、CMOSじゃない普通のトランジスタを組み合わせたICを使っているんだと思います。

ゲームの内容は、ICビンゴもリレー式ビンゴピンボールも同じです。結構複雑なルールをICやリレーでくみ上げているんですね。リレーで作った人は凄いな、と正直感心します。

動画を撮影しました。雰囲気はこんな感じです。



先日行ってきた、埼玉県ふじみ野市のBayonに設置してあったものです。
シグマのICビンゴ、Cherokee Roseという期首ですね。

動画を見ていただくと、ビンゴピンボールの大体の流れが分かってもらえるかな?

ピンボールと違って、自分でボールを跳ね上げるフリッパーがありません。
つまり、ボールを打ち出す加減で全てが決まると言う、なんともギャンブラーなルールです。

シグマ ICビンゴただし、慣れてくると大体どの辺りにボールが落ちていく、とか、そういう芸当ができるようになるとか。
また、ボールがピンに当たったタイミングで、上手い具合に機械を左右に揺らすと、目的の番号のほうへボールを誘導できるらしく、「台揺らし」が公式なルールになっているみたいですよ。
ただし、揺らしすぎるとTILTブザーが鳴ってゲームが強制終了します。
つまり、TILTブザーが鳴るギリギリのところを熟知していないとダメだと言うことです。

なかなか面白いでしょ?
そう考えると、コナミのプッシャー、ファンタジックフィーバー3なんかで、常連のじーさんたちが良い具合に台を叩いているのも、ある意味じゃあメダルゲームの醍醐味と言うことなんですかね?(笑)

メダルゲームのジャンルでビンゴゲームと言うのは昔からありますが、このビンゴピンボールが恐らく最古のゲーム機になると思います。
ビンゴピンボールの現存数が減りつつある中、このように遊べる状態でゲーセンに設置しているのは、本当に有難いですね。

そういえば、このビンゴピンボールを個人で収集している人が関東のほうにいるらしいです。
その人は絶対にコレクションを売らないんだって。
ゲーム機というのは、みんなに遊んでもらったほうが、本来の姿で良いと思うんですが、いつか一般の店舗への貸し出しとか、そういうことをしてくれると嬉しいですね。
ただ、リレー式のビンゴピンボールだと、どこまでメンテナンスが行き届いているかが気になりますが。

2013年11月14日21:00
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    コメント一覧

    1.       

      • 1. N
      • 2013年11月15日 09:26
      • もうBayonぐらいにしか置いてある情報無いですよね・・。

    2.       

      • 2. 元GFインストラクター
      • 2013年11月15日 21:58
      • 懐かしい機械ですね。1990年頃に勤めていた
        新宿のゲームファンタジアミラノ店の3階に
        5~6台くらい設置されていました。
        エルドラドのパネルが懐かしすぎる

        ベットする度に「ツカカカカン、カタン」と機械的な
        リレー音が鳴るのが印象的でした。

        常連さんが居て、皆さんハイベットでプレイするので
        当たると数千枚単位の払い出しがメインだったと
        記憶しています。ビンゴパネルを左右に動かして
        払い出しを複合で獲得していくので、1プレイで
        4千枚とか5千枚なんてのも結構ありました。

        常連さんは台の真ん中くらいをオシボリを添えた両手で
        掴んで、Tiltにならないように台を揺らすのが
        作法(?)だったようです。

        記事にもあるように故障が多く、月に数回程度
        シグマのメンテナンスが修理に来ていました。

        レギュラーコインが千円で35枚時代です。同フロアには
        デカコイン(千円20枚)のコーナーも設置されていて、
        DerbySX-1(だったと思う)が試験導入されていたり、
        デカコイン専用ペニーフォールも置いてました。
        今考えると凄い時代ですよね。

        では、長文乱文失礼しました。

    3.       

      • 3. GFSuper2
      • 2013年11月17日 01:03
      • 懐かしい話なので参加させていただきます。
        ICビンゴですが、昔はBINGO-INというお店が専用店舗として運営しておりました。1980年代当初は、シングルメダル機器+ダービーをメインに扱 うGAMEFANTASIA系(Super1が今の池袋西口店で、SUPER2がサンシャインの前身店舗)と、ICビンゴを扱う店舗(西口のDenの前の ビル)と別れていて、メダルの大きさもBINGO-IN店舗は25セントメダルを利用していました。

        このころは、元GFさんのコメントのとおり、300円10枚の
        頃で、ICビンゴのライン(RED、YELOW、GREEN)が1枚投入毎にどの程度ランクアップするのかによって、ドキドキしたものです。※このドキドキ感は後のBINGOサーカス(SEGA社)が引き継ぎますが・・・
        また、3Ball発射後に当たりが確定した場合、清算ボタンを仮確定しておかないと、後のTILTでは当たりが消滅するなど、シングルメダル機とは異な る、戦略的なものがありました。いろいろ思い入れや書きたいことがありますが、長文となるため今回はこの程度として、失礼いたします。

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